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2006/08/16 VOL 7 旅の迷人in長野県飯田市編 |
今回、長野県の飯田市というところへ行ってきたんだけど、ここにはオレを含めてココに遊びに来てくれるギャンブラーの皆にはちょっと無視できない変わった神社がある。 その神社とは、「貧乏神神社」。 なんでもそこでは、我々一般小市民を苦しめる憎らしい“貧乏”を追い払ってくれるばかりか、幸運の運気まで授けてくれるというではないか。これは素晴らしい。ここに行きお払いを済ませば、北斗の拳でバトルボーナス200継続位は楽勝ではなかろうか。 そういえば、今年の6月くらいに、極めて貧困な生活をしているうえに車上荒らしにあうという、どこかの奇特なパチスロサイト運営者がいた。なんかサイト上で一人アホみたいに騒いでたけど、こういうヤツこそ祈祷をしてもらうべきだと思う。 というわけで早々にお払いを済ませるべくオレは旅に出た。 現地までのルートは中央道→飯田IC下車と、高速道路走行でサクサクと移動した。神社の位置がイマイチハッキリしなかったので、インターを降りて飯田市内のガソリンスタンドで給油がてら聞き込み開始。 GSで怪訝そうな顔をされながらも、案内通り車を走らせると、リンゴが沢山実ってる道中に目的地の貧乏神神社はあった。 神社に到着してまず思ったのは、意外と小さな社であること。オレが想像していたモノは大きな鳥居とか石碑なんかがドカンと置いてあり、オドロオドロしい煽り文句と胡散臭い土産モノとかが売られているものだと思ってたが、ビックリするほどショボイ神社である。 車を駐車場に止め、貧乏神らしきご神仏が祭られた建物があったので100円の入場料を払わされる。と、その場で佇んでいた仙人のようなジイさんが「参拝は1時から始めるからな」と喋りかけてきた。ん?参拝は1時からとは?と思ったのだが、どうも最初に払った入場料という名目の100円に意味不明な参拝が組み込まれてるようだ。 何だろう、参拝って・・・?、そう思いながら目についたのが参拝方法が記された木の看板。読んでみると、“ご神木を三回叩いて、三回蹴飛ばし、豆を投げ付ける”と。さらに“良い事ある!ある!ある!”と念じて下さいと記されてある。ますます意味が分からない。ひょっとしてオレはとんでもない所へ来てしまったのではないか。 そんな事を思っていると、小さな神社ながらも珍しいのか参拝に訪れる人が次から次へとなだれ込んできた。会社の慰安旅行のような団体がバスで乗り込んできたりして1時の参拝開始時間には30人以上が集まっていた。 そんな訳で参拝の時がやってきたらしく先ほどのジイさんがご神仏の前に集め、説法を始める。舌が良く回り、完全に詐欺師トークなのだが意外と面白い。そして先ほどから気になっていた参拝の仕方を見本として演出しだした。 参拝方法とは先ほどの看板の通りで、まず、バットのような木製の棒で神仏の前にある「心」と書かれた御神木を3回ブッ叩く、それが終ると今度は足で3回蹴飛ばす。最後にジイさんが豆をくれるのでそれをご神仏横にあるダーツの的みたいなモノに投げ付けるというもの。3回叩いて3回蹴飛ばすというのは、(貧乏神が)散々と逃げていくという意味があるらしい。 で、一通りの演出が終わり、いよいよ参拝の一般開放となるわけだが、一連の参拝をするには一人ずつしかできない。これは順番を待っていると時間がかかりそうだし、見ててコッチが恥ずかしかったので(オレはいいや・・・)と帰ろうとした瞬間、あろうことか、このオレをトップバッターとして指名してきたではないか。 「そこの兄ちゃん、一番にお金払ろうたからな」、そう言いながらオレの方を指差すお爺。マジですか、やらなきゃいけないですか、ふざけないで下さい・・・・・。普段のクジ引きなんかでは全く当らないのに、どうしてこういうときに限って・・・。 仕方無しにトップバッターとして皆の前に出て、狂ったような参拝を始める。ジイさんからは「もっと強く!」とか「それっ、もう一回!」とか煽られ、背中からは30人、60の瞳から放たれる冷ややかな視線と失笑・・・・・。恥ずかしい、ムチャクチャ恥ずかしい。今すぐ帰りたい。 一連の儀式も無事終えたオレだが、まあ、貧乏神を祭るという発想と、強烈なキャラクターの祭主、そして洒落を盛り込んだ参拝方法など、とても神社とは思えない所であった。もっとうっそうとした世界をイメージしてたが、ここは完全にエンターテイメントの世界。 しかし、あの参拝方法を見ず知らずの人前で、しかも最初にやるのは勇気が要る。あの恥ずかしさってったら無かったなぁ。まあ、貧乏神神社だけに、貧乏くじを引き、散々な目にあったって事か・・・・・。 ちなみに帰り、市内のとあるホールへと入った。これで貧乏ともお別れしたからザクザクコインが溢れ返る妄想を抱きながら嬉々と入ったのだ。ところが・・・・・、 ここに溢れ返るドル箱の写真どころか、見せ場の写真すらない所を見ると・・・、あぁ、思い出したくない! |
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